交通事故の損害賠償:整骨院や接骨院と病院の違い|東京都港区/品川駅の交通事故に注力する弁護士/夜間・休日対応

query_builder 2024/08/11 交通事故 損害賠償

交通事故に巻き込まれた時、まず行うべきことは冷静になり、必要な応急処置を行うことです。その後は医療機関を受診し、身体の状態を把握する必要があります。交通事故による怪我の治療では、整骨院、接骨院、整体院、病院の役割や違いを理解することが重要です。その中でも、ムチウチや骨折などの症状によって対応方法が異なります。損害賠償請求の流れやポイントも押さえておくことで、適切な手続きができるでしょう。弁護士に相談するタイミングも知っておくことが重要です。

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交通事故に遭ったらまずやるべきこと

交通事故に遭った場合、まずやるべきことは安全を確保し、警察に通報することです。自分や他の関係者がけがをしている場合は速やかに救急車を呼びましょう。次に、事故の証拠となる情報を集めるために、事故現場の写真を撮影したり、目撃者の連絡先をメモしておくことが大切です。

その後は被害届を提出し、相手方の保険会社に連絡して損害賠償の請求手続きを進めることになります。また、交通事故による身体の痛みやしこりがある場合は、早めに医療機関を受診し治療を受けることも重要です。

整骨院や接骨院と病院では治療方法や施術内容が異なりますので、事故後の状況に合わせて適切な施術を受けることが必要です。適切な治療を受けることで、後遺症の予防や症状の改善につながる可能性がありますので、しっかりとした対応をしていきましょう。

整骨院、接骨院、病院の役割と違い

整骨院は、骨や関節の異常を診断し、それに対する施術を行う施設です。主に整骨術やマッサージ、電気治療などを行い、怪我の治療やリハビリテーションをサポートします。接骨院は、整骨院と同様に骨や関節の治療を行いますが、接骨院では鍼灸や漢方などの東洋医学も取り入れられることがあります。


一方、病院は医師や看護師が常駐し、病気や怪我の診断と治療を行う医療機関です。検査や手術、投薬などの専門的な医療行為を行います。

交通事故の場合、怪我の状態によって適切な施設を選択することが重要です。

弁護士コメント

女性疑問

どれに通ってもいいのですか?

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整骨院や接骨院への通院を希望する場合、事前に保険会社に伝えてから通院することになります。保険会社から直接治療費を支払ってもらうためです(「一括支払」といいます。)。

また、当事務所では、病院の主治医にも伝えた上での通院を推奨しております。交通事故との相当因果関係が争いになった際、カルテの記載が主張根拠になるからです。また、骨折や脱臼の際には、医師の同意が「要件」となっているので注意が必要です。


重要なのは、必ず病院にも通院することです。病院への通院がない場合、怪我が治癒したとして、相手方保険会社から治療費の負担を打ち切られることもあります。

例えば、2週間に1度病院に通院し、それ以外の日は整骨院や接骨院に通院するといったことになろうかと思います。同一日になると病院の治療費のみしか認められないことがありますので、同一日にならないように注意しましょう。


なお、整体院は、一般に交通事故との因果関係は否定されます。整体院とは、身体全体のバランスを整える施術を行うことが特徴です。骨盤矯正やストレッチ、指圧などを通じて、体の歪みや不調を改善し、痛みの緩和や健康増進を目指す施設です。

ムチウチと骨折の違いと対応方法

交通事故による怪我としてよく聞かれるのは、ムチウチや骨折などの症状です。ムチウチは、首や背中の筋肉や靭帯が急激な動きで伸びたり収縮したりすることによって生じる症状であり、痛みや違和感、動きの制限などが現れます。一方、骨折は骨が折れてしまうことによって生じる症状であり、腫れや変形、激しい痛みなどが現れます。

ムチウチの場合、早めの適切な治療が必要です。整骨院や接骨院での施術が効果的であり、患部を安静にして運動を控えることが重要です。一方、骨折の場合は、骨がしっかりとくっつくようにキャストや固定具を装着し、手術が必要な場合もあります。

交通事故による怪我は、一見すると軽傷に見える場合であっても後々に重篤な症状を引き起こす可能性もあります。適切な判断と治療が必要ですので、早めに専門家の意見を仰ぎましょう。

弁護士コメント

女性疑問

むち打ちと骨折で気を付けることは何ですか?

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骨折の場合、整骨院や接骨院での治療は、応急手当をする場合を除いて医師の同意が必要です。

損害賠償請求においても、原則として骨折の治療として整骨院や接骨院での治療は認められない(交通事故との因果関係が否定される)という主張をされることも想定されますので、注意が必要です。

損害賠償請求の流れとポイント

交通事故に遭った場合、損害賠償を請求することができます。損害賠償請求の流れとポイントを理解しておくことは重要です。

まず最初に、交通事故が発生したらすぐに警察に通報し、事故状況を記録してもらいましょう。その後、医療機関での診断を受けることが重要です。

整骨院や接骨院などの治療も大切ですが、診断書を交通事故専門の病院やクリニックで受けることが必要です。

次に、損害賠償請求の手続きを始めます。まずは、自分の保険会社に連絡し、事故の内容や受けた治療について報告します。

保険会社から書類や証拠の提出を求められる場合もありますので、正確な情報を提供することが大切です。

また、相手方の保険会社との交渉も必要です。慎重に対応することで、適切な損害賠償金を受けられる可能性が高まります。

損害賠償請求には時効がありますので、早めに手続きを始めることが望ましいです。お金のトラブルなどでお困りの際は、ぜひ弁護士に相談することをおすすめします。

損害賠償請求の流れとポイントを理解しておくことで、円滑な対応ができるだけでなく、適切な補償を受けることができます。

弁護士コメント

女性疑問

弁護士には、いつ相談すればいいの?

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骨折などの他覚所見がある場合と異なり、むち打ちなどの他覚所見がない傷病の場合には、可能な限り早期に弁護士の介入が望ましいと考えています。カルテには自覚症状の経過が記載されますし、就労に関する助言などの記載もされます。「何を話すべき」で、それがカルテに記載されたときに「どのように使用されるのか」「どの場面で意味をもつのか」を意識した診察が必要になってくるからです。


骨折などの他覚所見がある場合でも、気軽に電話などで相談できる弁護士がいるとストレスが軽減されると思います。

弁護士に相談するべきタイミング

交通事故に遭った際、損害賠償を受けるためには、弁護士に相談するタイミングが重要です。

事故直後は混乱していることも多いため、まずは安全を確保し、警察に通報して医療機関での治療を受けることが最優先です。

しかし、治療を受ける際には、整骨院や接骨院での治療を受けるのと、病院での治療を受けるのでは、損害賠償の請求に影響が出る可能性があります。

整骨院や接骨院は病院と異なり、治療のプロセスや証明書の発行が異なることがあります。

そのため、損害賠償を受けるためには、適切な医療機関での治療を受けることが重要です。

さらに、弁護士に相談するタイミングとしては、事故後早めに相談することが望ましいです。

弁護士は損害賠償の専門家であり、適切なアドバイスや手続きのサポートをしてくれるため、早めに相談することでスムーズに損害賠償を受けることができます。

特に請求書の作成や交渉など専門的な部分は、弁護士のアドバイスを受けることで効果的に進めることができます。

交通事故に遭った際は、事故後すぐに弁護士に相談することで、自分の権利を守り、損害賠償を受けるためのスムーズな手続きを行うことが重要です。

交通事故のご相談なら

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